Type


頭痛の種類

緊張性頭痛

後頭部や頭全体を締め付けられる、圧迫されるような頭痛です。 痛みの程度はそれほど強くなく、少し身体を動かしたり、身体が温まると痛みは軽減します。男女比は、若干ですが女性の方が多いです。


片頭痛偏頭痛

脈打つようなズキンズキンとする頭痛です。 頭の前方、片側、時に両側に起こりやすいです。 こちらは痛みの程度は強く、身体を動かしたりアルコールなどを摂取すると痛みが増強します。 また、お風呂上がりなど、リラックス状態で起こることもあります。 男女比は女性の方が多く誘発します。


群発性頭痛

えぐられるような、突き刺さるような痛みが出る頭痛です。 目の奥の痛みが多く頭痛の種類の中では段違いの痛みを誘発します。症状は1~2時間ほど続き、夜から明け方に起こることが多い。 男性に多くみられる。くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な脳の病気が原因で激しい頭痛が起こっている可能性もあるので、まずは病院を受診し検査が必要。



Cause


頭痛の原因

緊張性頭痛

緊張型頭痛の原因の多くは、生活習慣が関係しています。デスクワークや車の運転などでうつむいた姿勢をとっているときが要注意です。長時間同じ姿勢でいることから、夕方や仕事の終わりごろに頭痛が起こりがちです。

また、持続時間には個人差があり、30分程度で収まることもあれば、1週間程度続くこともあります。長時間の同一姿勢、悪い姿勢、不適切な枕、運動不足など、生活習慣を見直して、頭から首、背中にかけての筋肉に負担をかけないケアを心がけましょう。

生活習慣を改めても頭痛が緩和しない場合は、精神的ストレスが関係している可能性があります。精神的ストレスが加わると、脳など中枢神経の痛みの感じ方が過敏になることで緊張型頭痛が長引くと考えられています。


片頭痛偏頭痛

片頭痛は脳の視床下部が関係していると考えられています。 視床下部は、ホルモンや体温の調整、心臓の機能維持などの重要な働きをしています。この視床下部で脳の電位・脳内物質などの何らかの変化が起こると、顔の皮膚の感覚を伝える三叉(さんさ)神経に炎症が起こったり、脳内の血管が拡張して三叉神経を刺激したりして、痛みが起きます。

片頭痛の主な誘因には、 月経・排卵出産後・更年期・寝不足・寝過ぎ・ストレス・まぶしい光・人混み・騒音・天候の変化温度の変化・高い湿度・アルコールなどが挙げられます。


群発性頭痛

視床下部という場所が関係して起こると考えられています。何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉神経という神経が痛みを感じます。そのために、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こります。

また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こることもある。